ヤマハ アルト YAS-23

 

1979年から1992年まで製造されていた、入門用モデルです。現在の入門用モデルにも通ずるところですが、ヤマハの初級用は素直で鳴らしやすいですね。初めての方でも扱いやすいよう、技術と音に対する拘りが随所に感じられます。コンパクトなキィ設計や、取り回ししやすいよう軽めに作られた管体など、魅力たっぷりです。

 

 

ヤマハという企業と職人さんを見ると、「常に意識しているのはお客様にとっての“感動”を創ること」とおっしゃるだけのことはあるなぁと思います。

 

廉価版に対しても手を抜かない(当たり前と言われれば当たり前ですが‥)、入門モデルを吹く時こそ、製作者の姿勢に感じ入るものがあります。決してヤマハの関係者ではありませんが(笑)、日本の「ものづくり」ってやっぱり最強だな、とサックスを超越したところで嬉しくなる私です。

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