セルマー バリトン SA80Ⅱ
今までセルマー SA80Ⅱシリーズはテナー、アルト、ソプラノとご紹介してきました。皆さま、お待たせしました!(お待ちいただいておりましたか?笑)バリトンの登場です。ソロの楽器として演奏される機会は少ないパートですが、アルトの1オクターブ下の音域で、ビッグバンドや吹奏楽、サックス四重奏などで使用されます。ベースラインを支える低音と、存在感溢れる外観。一度は舞台で奏でてみたいと思わされますよね。
SA80Ⅱが演奏しやすいシリーズだということは繰り返しお伝えしてきましたが、このバリトンもまさしく王道です。全音域を均等に奏でることができます。反応が良くコントロールしやすいからですね。音はしっかり鳴りつつも硬くならず、優しくあたたかみがあります。
一つ難点なのは、手の小さい方は右手のキィが操作しづらいところ。ここはやはり国産のものがぴったりくるわけで、欧米の人との体格差は手にも現れるのだ‥なんて。
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